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映画「ブラックスワン」を観て来た。

Posted by Takako Tina Takeda on 23.2011 エンターティメント
公開されてすぐにでも観に行きたかった映画だったけど、先にやることがあり延び延びになっていた。
やっと昨日念願かなって(大袈裟かしら!)音大の時の友だちmamiと行って来た。
軽くランチをすませていざ!
いろんな情報から、観るのに覚悟のいるだろうことを感じていたので、ほんとにランチは軽くね。ワインとか少し飲みたかったけどそんなのダメよね、などと観る前からドキドキであった。

そして観た。

最後は画面に没頭してしまい涙がぽろぽろと止まらなく、エンドロールに入っても呆然状態、そしてエンドロールが終わって人々が席を立ってもしばらくは動けなかった。
そして立ち上がっても心身ともに打ちのめされたようにフラフラしてしまった。
私にとってそれほど衝撃的な映画だった。

映像的に怖い場面や気味が悪くなるようなことに身構えなければいけなかったけど、心理的に追い込まれていく、または追い込んで行く映画の作り手の思うつぼに嵌ってしまったようだ。

ここから先は私の感じた解釈や感想なので、まだ映画を観てなくて内容を知りたくない方は読まないでね。


オーボエの悲しげな旋律の後にトウシューズのトウで踊る足下から始まり,ロマンス姿のバレリーナが踊っている。
IMG_7690.jpg
それは人間の娘のオデットである。
そして背後から悪魔のロッドバルトが近づいて
IMG_7692.jpg
娘を白鳥の姿に変えてしまうのだ。

それはこの映画の主人公ニナの見た夢である。
ニナは母親に起こされる。
場面はニナのピンクの部屋。たくさんの大きなぬいぐるみに囲まれている。
母親も昔はバレーダンサーだったがプリマにはなれず、ニナを妊娠してバレーを諦めた。
今はニナに過干渉な程、世話を焼いている。

最初の、オデットが悪魔によって白鳥に変えられるシーンはニナの夢で、ただニナがバレー団の中で主役を勝ち取りたいという願望なのかな?と思った。
が、映画を観た後で思ったことは、ニナは生まれた時から母親の思うように育てられそれを素直に受け止めて生きてきたけれど、心の奥底で自分を封じ込めてきた部分があったのだろう、
夢の中の悪魔ロッドバルトはニナにとって母親だったかもしれないと。
母親にとって良い子のニナは呪いをかけられた白鳥だったのではないだろうか。

バレー団の新しいプリマに選ばれ、白鳥と黒鳥、正反対の表現力を要求された時、今までの自分の殻を打ち破らなければいけなかった。
自分には完璧なテクニック、繊細さ、美しさだけしかない。
そこからニナの狂気が始まったのね。
期待、孤独、プレッシャー、脅迫感、嫉妬(同僚、先輩、そしてきっと母親からも)、それらに向き合うためには自分がぼろぼろになるまで追い込まれていかなくてはならなかったのだろう。
そして最後に掴んだものとは・・


IMG_7693.jpg
妖婉で邪悪な黒鳥を演じきる描写は凄かった!
ナタリー ポートマンの演技力に惹き込まれた
本物のバレリーナから見たら固い腕などの動きや身体の線などは表現力で見事に打ち消されていると思った。

そして黒鳥から白鳥に変わるメークをする時の表情に、この女優の神髄を見たような気がした。
諦めの中の達成感、しかしこれから最後の舞台を終わらせる為に出て行く覚悟、悲しみと安堵と幸福感が交差する心情。
素晴らしかった。

IMG_7691.jpg
そして、舞台の最後で悪魔の罠にはまり王子に裏切られたオデットは湖に身を投げる。
王子を見て、悪魔を見、最後に客席に視線を写す。
そこには感動の涙を流す母親の顔があった。

最後にニナは欲しかった表現力を、芸術性を見事に手に入れたのである。
客席の大喝采、監督、同僚たちからの大きな祝福を受け、ニナが「完璧だった」と全てから解き放たれた表情で言って映画は終わる。

ニナが手に入れたものと引き換えに払った代償はあまりにも大きい。
しかしニナは満足だっただろう。
悪魔の呪縛から逃れられた。
自分を解放出来たのだ。

(画像は映画のパンフレットから)

プロフィール

Takako Tina Takeda

Author:Takako Tina Takeda
「Chante(シャンテ)な日々」へようこそ!
ビスクドールの制作をしています。
日常のいろいろを綴ります。

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